プロ野球キャンプブルペンより��中日松坂編
2018.02.05 Monday
気まぐれの第２回は今年のプロ野球のキャンプ１番の話題の松坂から。
まずはブルペンをチェックした感想は
フォームに余分な癖がなくなったかなという印象。
晩年のメジャー時代やソフトバンク時代のバランスに苦しんで腕と足がバラバラだった手投げに近かったフォームではない。
多分これはメジャーのマウンドが硬く、股関節を上手く活用できずに歩幅を利用できるフォームではなくなったフォームが
多少改善されているのだろうなと思った。
しっかりした歩幅から足→腰→腕→指先といったようにまだ全盛期の完璧なバランスとは言えないが
間違いなくここ数年で１番いい。
フィニッシュの際に低く腕も投げきれている。
この力強さはソフトバンク時代にはなかった。
ただまだ改善するポイントはありそう。
それは着地足がやや外（１塁側）へ踏み出していること。
腰か故障箇所を考慮してか手投げで開いてしまったフォームの影響だと思うが、
その影響で膝が外側に回りやすくキレイに１本足で立てなくなってしまい、力がボールに伝わっていない。
バランスが崩れて身体が流れやすくなってしまうとボールを狙った位置から流れてしまう。
それを腕で修正してしまったりしてしまうとそれに沿ったフォームになり、せっかく良くなったフォームが崩れる可能性が高い。
この踏み出し足の位置はなんとか修正してほしいところ。
これが修正できれば踏み出し足が回らなくなり、身体が流れてボールが流れることはない。
しかもボールの勢いは取り戻すはず。
こればっかりは反復練習が必要になってくるため、チーム事情もあるだろうが
なるべくフォーム改善に時間を割いてほしい。
復活した松坂をもう一度見たいが時間はまだまだ必要だと思う。
